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予算はいくら用意するべき?なるべく安く沖縄旅行をするためのポイント

透き通ったアクアブルーの海に、白いビーチ、そして広い青い空。多くの人々が憧れる島、沖縄に行ってみたいと思ったことはありませんか。「航空券代や宿泊費など沖縄旅行はお金がかかりそう」と、旅行の予算が気になってなかなか一歩が踏み出せないという人も多いかもしれません。しかし、沖縄旅行はいくつかのポイントを押さえることで費用を安くできます。この記事では、なるべく安く沖縄旅行に行くポイントについて紹介します。

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沖縄旅行の予算決めで意識したいポイント1:航空会社で予算が変わる

沖縄旅行の費用で大きな部分を占めるのが、航空券代です。そのため、沖縄旅行の全体的な予算は、どの航空会社を選ぶかによって大きく変わってきます。航空会社は大手航空会社よりも格安航空会社を利用したほうが、航空券代を安く抑えることができます。大手航空会社では、各種割引サービスを利用して費用を節約した場合でも、最安値は片道1万円前後、平均で片道3万円程度の航空券代がかかります。一方、格安航空会社を利用すると、最安値なら片道5000円前後で航空券を購入できます。格安航空会社を利用すれば、航空券代は大手航空会社の半分程度、往復で計算すれば約4万〜5万円ほど節約することができます。なお、同じ大手航空会社や格安航空会社でも、会社によってそれぞれ料金が変わってくるため、どの会社が安いのか、きちんと料金を確認する必要があります。
格安航空会社は乗り心地やサービスの充実度が気になるという人が多いかもしれません。実際の乗り心地は、「高速バスと似ている」という感想をもつ人もいるようです。沖縄への飛行時間は、羽田空港からだと2時間30分~3時間と、それほど長時間ではありません。そのため、多少の狭さなどは気にならないといった意見が多いようです。ただし、手荷物料金がかかるなど注意するべき点もあるため、利用する格安航空会社の料金体系を細かくチェックしましょう。さらに、早朝や深夜の便だと航空券代が安くなる傾向にあります。有給休暇をとって日中に出発する便で行くのであれば、少し時間をずらして、早朝もしくは深夜の出発便にすることで予算を抑えることができます。

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沖縄旅行の予算決めで意識したいポイント2:エリアで予算が変わる

沖縄旅行の費用は、沖縄のどのエリアに行くかによっても変わってきます。沖縄といっても、さまざまなエリアがあります。本島だけでも北部、中部、南部という3つのエリアに分けられます。北部には有名な美ら海水族館のほかに、万座毛という絶景の岬や、沖縄の赤瓦(あかがわら)屋根の古民家や伝統舞踊などを鑑賞できる琉球村など、観光スポットが豊富です。中部には中城遺跡などの歴史的遺跡やトロピカルビーチ、マングローブカヤックなどがあります。那覇市のある南部には、首里城や世界遺産にも登録された斎場御嶽(せーふぁーうたき)、沖縄のさまざまな文化を体験できるおきなわワールドなどが点在しています。ほかには、石垣島や西表島、宮古島などの籬島も数多くあり、石垣島にはエメラルドグリーンの海が美しい川平湾(かぴらわん)、宮古島には白い砂浜が美しい与那覇前浜(よなはまえはま)が人気スポットです。
沖縄はエリアによって、見ることのできるスポットや体験できるアクティビティが違います。本州から遠いエリアほど、航空券代は高くなります。また、巡るスポットやエリアが増えれば、そのぶん交通費や入場料などの費用がかさみます。まずはどんなスポットに行きたいのか、どんなアクティビティを体験したいのか候補を決めて、予算を算出しましょう。そのうえで、予算内に収まるようにスポットやアクティビティを調整するとよいでしょう。

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沖縄旅行の予算決めで意識したいポイント3:移動手段で予算が変わる

沖縄に到着したあとの現地での移動手段も、予算が変わる大きなポイントです。沖縄県内の移動は、那覇市内なら「ゆいレール」と呼ばれる都市モノレール、那覇市を含めた沖縄全域なら路線バス、離島ならフェリーや航空機といった移動手段を利用します。県内を車なしで観光するためにはこれらの移動手段が不可欠なため、どのエリアにどの方法で行くかによって、交通費の予算が変わってきます。
県内を自由に見て回りたいという場合は、レンタカーがおすすめです。レンタカーなら移動ごとに運賃がかかりませんし、見て回るエリアの幅がぐっと広がります。お金だけでなく時間も節約できるでしょう。車種も選べるため、人数や目的地に合わせて最適な車種を利用できます。空港にレンタカーの店舗があるため、空港からホテルへ荷物を運ぶのも、公共交通機関を利用するより楽になります。予算は安いもので、1日2000円台から借りられるものもあります。

沖縄旅行の予算決めで意識したいポイント4:シーズンで予算が変わる

シーズンによっても、沖縄旅行の費用は大きく変わってきます。沖縄だけに限りませんが、旅行費用は繁忙期には高くなり、閑散期には安くなります。沖縄の繁忙期はゴールデンウィーク、シルバーウィークなどの連休期間と夏休みの7月、8月です。また、年末年始も里帰りや年越しイベントなどに参加する人が多くなるため、旅行業界にとっては忙しくなる時期です。これらの時期は旅行費用が多くかかるため、予算を多めにとっておく必要があります。
逆にいえば、これらの時期を避けることによって、沖縄旅行の費用を抑えることができます。1月中旬~3月、5月中旬~6月初旬、10月~12月中旬が沖縄の閑散期になります。特に5月中旬~6月初旬の沖縄は海で泳ぐこともできる気候なので、費用は抑えたいけれど海にも入りたいという場合におすすめです。また、10月は旅行会社が決算セールを行うことが多く、値下げ合戦が始まります。そのため、費用を抑えるチャンスが多い時期になりますので、旅行会社のパンフレットやホームページをしっかりチェックしましょう。
夏以外の沖縄は魅力が半減してしまうと考える人もいるでしょうが、そんなことはありません。オフシーズンでも沖縄には多くの楽しみ方があります。ホエールウォッチングやマングローブの散策、世界遺産にも登録されている遺跡巡り、塩作りや陶芸、シェルフォトフレーム、琉球ガラス、オリジナル三味線作りなどの体験イベントなど、シーズンオフでも沖縄ならではの見どころや体験があります。1月には桜が開花するため、本州よりも早く桜を楽しむことができます。また、アグー豚や海ぶどう、宮古そば、サーターアンダギー、ソーキそば、ミミガーなどの沖縄グルメは、年間を通して食べられます。シーズンを変えるだけで、費用を抑えながらもこれらの見どころや体験イベント、食を楽しむことができます。
シーズンオフの気候も夏に比べれば低くなりますが、それでも本土よりは10度前後暖かい気候です。沖縄で一番寒い時期でも17度ほどの気温があります。4月~6月や9月、10月でも帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策は必要になります。ただし、沖縄は風が強いため防風対策が必要になります。膝まであるロング丈のレインコートがあると、急な雨でも対応できるうえ濡れた屋外でも座ることができます。さらに、防寒対策にもなるため重宝します。

沖縄旅行の予算決めで意識したいポイント5:宿泊日数で予算が変わる

宿泊代も沖縄旅行の予算の大きな部分を占めます。当然、宿泊日数が多くなれば宿泊費の予算も多くとる必要が出てきます。宿泊費は通常、平日は安く、土日祝日は高くなる傾向があります。そのため、宿泊費用をできるだけ安く済ませるためには、宿泊する曜日に土日祝日が重ならないように日程を調整するか、もしくはできるだけ宿泊日数が少なくなるように予定を組むのがおすすめです。
また、宿泊するホテルの種類やグレードによっても、価格は変わってきます。沖縄の市街地には宿泊費の安いビジネスホテルが数多くあります。しかし、観光客向けのオーシャンビューのリゾートホテルやビーチが一望できるホテルは、価格が高くなる傾向にあります。さらに、立地によっても価格が異なります。空港に近い宿泊施設は価格が安くなる傾向にあり、観光地へのアクセスがよい宿泊施設だと価格が高くなる傾向にあります。「せっかく沖縄にきたのだから美しい海と青い空を眺めたい」など希望や予算に合わせて宿泊施設の種類やグレードを選ぶことが重要になります。

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沖縄旅行の予算決めで意識したいポイント6:人数で予算が変わる

旅行人数でも沖縄旅行の予算は変わってきます。旅行に行く人数が多くなれば、航空券代や宿泊費、食事代などの予算は高くなります。一方で、団体価格が利用できるものは費用が安くなったり、タクシーやレンタカーなどの1人あたりの負担は軽くなったりします。大人数で旅行する場合、レンタカー代は人数が多いほうが1人あたりの負担は安くなります。そのため、交通費や食事代、宿泊費用などは、複数人数で安くなるかを確認するとよいでしょう。

繁忙期と閑散期の差がすごい!沖縄旅行の一般的な予算相場

沖縄旅行の一般的な予算は、閑散期の休前日では、4万〜5万円台が一般的な相場になります。一方、沖縄旅行の繁忙期にあたる6月中旬以降~7月、8月は右肩上がりに費用が上がっていいきます。一番の繁忙期である8月では、12万円を超えるケースもあります。多くの旅行客が集中するゴールデンウィークには16万円ほどまで旅費が高騰してしまいます。閑散期との差はなんと、約12万円にもなります。そのため、繁忙期の沖縄旅行では余裕をもって予算を用意する必要があります。できれば見積りをとり、実際にどのくらいの金額がかかるのか把握しておくと、旅行の計画を立てやすくなります。

まとめ

できるだけ安く沖縄旅行をするためには、格安航空会社を利用することが大きなポイントです。格安航空券を利用するだけで、大手航空会社を利用するよりも旅行費用を約4万~5万円ほど安く抑えることができます。また、沖縄は本島だけでも北部、中部、南部という3つのエリアがあり、それに加えて離島もあります。それぞれで見ることのできるスポットや体験できるイベントなどが異なります。そのため、観光するスポットやエリアをできる限り絞ることも、安く旅行するためのポイントになります。
そのほかにも、移動手段としてレンタカーを利用する、旅行日程を閑散期に合わせる、宿泊は平日にして土日祝日に重ならないように調整する、交通費や宿泊費用などが人数割引になるか確認することも、予算を節約するポイントです。これらのポイントを押さえたうえで、旅行に行くシーズンはいつにするか、どのスポットをどのような方法で回るのかを検討しつつ、余裕をもって予算を決めていきましょう。

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