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那覇市はどれくらい暖かい?シーズンごとの服装や持ち物は?

本州から沖縄旅行に出かけるとき、夏なら「どれくらい暑いか」、夏以外なら「どれくらい暖かいか」が気になるでしょう。ここでは沖縄旅行を快適に過ごすための、シーズンごとの服装と持ち物、各月の平均気温などをまとめます。

半袖で大丈夫なのは4~9月まで

沖縄は4月に入ると20度を超える日が多くなり、そのまま9月までは半袖やビーチサンダルで過ごしやすくなっています。9月は雨や台風が多いため、傘やレインコート、薄手の上着などがあると役立つことが多いでしょう。3月下旬~4月中旬にかけて海開きになるビーチが多く、この時期から海水浴を楽しめるようになります。
4~9月の各月の平均気温は、4月が21.4度、5月が24.0度、6月が26.8度、7月が28.9度、8月が28.7度、9月が27.6度です。東京23区の場合、4月が13.9度、5月が18.2度、6月が21.4度、7月が25.0度、8月が26.4度、9月が22.8度になります。このように、特に4月の気温差が顕著です。その他は5月と6月、9月の気温差がやや大きくなっていますが、7月と8月の気温差は小さくなっています。沖縄は本土と違い年間の気温の変化が小さいため、冬は暖かいものの夏は特別暑くなるわけではないのです。
「沖縄の夏は意外と暑くない」ということは、猛暑日の日数からもわかります。猛暑日とは35度を超える日のことですが、東京や大阪では毎年10日以上記録されることが多くなっています。これに対して、沖縄で猛暑日になる日はめったにありません。「ランダムな暑さに振り回されない」という点では、むしろ沖縄の夏の方が過ごしやすいという可能性もあります。
このように「意外と暑くない沖縄の夏」ですが、紫外線は本土より強いため、紫外線が気になる人は普段以上にUV対策をしっかりしましょう。沖縄のビーチでは、特に地元の人々が服を着たまま泳いでいることも多くあります。本土と違ってTシャツを着たまま泳ぐことにも違和感がないため、UV対策として泳ぐためのTシャツを持っていくのもいいでしょう。

3月・10月は長袖の用意が必要

3月と10月はやや肌寒くなります。長袖を着用するか、半袖の場合は羽織れるものを持っていくといいでしょう。10月は特に下旬から冷え込む日が多くなりますが、本州よりは暖かくなっています。那覇市の場合、3月の平均気温は18.9度、10月の平均気温は25.2度です。東京23区の7月の平均気温が25.0度であるため、統計的には那覇市の10月は東京の7月よりも暖かくなっています。ただ、実感としては10月から寒さを感じることが多いとされるため、長袖や羽織るものなどの準備はしておく方がいいでしょう。

11~1月はコートや羽織るものを用意

沖縄も11~1月は冷えますが、本州のような防寒は必要ありません。薄手のコートかジャケット程度の防寒具を用意しておくといいでしょう。日によっては冷え込みが強いこともあるため、セーターが役立つ場合もあります。那覇市の11月の平均気温は22.1度、1月の平均気温は14.6度です。東京23区の場合、9月の平均気温が22.8度、4月の平均気温が13.9度となっています。つまり、那覇市の11月は東京の9月よりやや涼しく、1月は東京の4月より暖かいといえます。

2月はもっとも気温差が出やすい

那覇市でもっとも気温差が出やすいのは2月です。晴れの日の日中は暑く、Tシャツ1枚で過ごすこともできます。逆に朝晩や曇りの日、雨の日は寒く感じることが多いものです。このような気温の変化に対応できるよう、寒さ対策をしっかりして出かけましょう。コートは薄手のもので十分です。晴れの日の昼間などコートが不要になることも多いため、持ち歩くときに邪魔にならない薄手のものの方がいいでしょう。

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那覇市の冬は東京より10度ほど高め

沖縄にも四季はありますが、1年を通して大きく冷え込む時期はありません。冬でも那覇市の気温は東京より10度ほど高くなっています。那覇市の平均気温は12月が18.7度、1月が17.0度、2月が17.1度です。これに対して、東京23区の平均気温は12月が7.6度、1月が5.2度、2月が5.7度となっています。いずれの月でも11~12度と、10度を超える差がついています。冬といっても東京の春や秋の気温と考えていいでしょう。気温はこのように暖かいものの、沖縄は風が強いという注意点があります。そのため、ウィンドブレーカーのような防風素材の衣類を持っていくと安心です。

まとめ

沖縄の気温はここまで書いてきた通りです。しかし、これはあくまで気温であり、体感温度には個人差があることに注意してください。体感温度は特に風が強いときに変わりやすいものです。特に海沿いでは「海陸風」が吹くため、実際の気温より寒く感じられることもあります。このような体感温度の違いも意識し、行く場所に合わせた体温調節の準備をしていきましょう。
体感温度が多少低くなるケースはあるものの、全体的には沖縄の冬は本州より暖かく過ごしやすいものです。冬の沖縄はオフシーズンで観光客も少ないため、観光スポットでも落ち着いてゆっくりとした旅行をしやすくなります。また、ホテルなどは宿泊料金が下がることもあるでしょう。このように、沖縄は冬に旅行するのもいいものです。春夏秋冬のいずれの季節にしても、それぞれの時期に合わせた服装をし、快適に過ごせる準備をして出かけるようにしましょう。

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