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一人旅から家族連れまで!冬を楽しむ沖縄旅行

島国ならではの独特の歴史と文化を持つ沖縄は、ショッピングや観光でも魅力いっぱいです。一人旅で勝手気ままに行きたいところへ行ってみたり、静かに自分だけの時間を持ったりするのもいいでしょう。子どもを連れての家族だんらんのための旅行を考えている人もいるかもしれません。どちらであっても、冬こそおすすめです。12〜2月であっても厳しい寒さはなく、快適に出歩くことができます。一人旅であっても家族旅行であっても、たくさんのパッケージツアーが用意されています。ほかのシーズンに比べて安いのも、冬の沖縄が見逃せないもうひとつの理由です。実際に冬に沖縄を訪れることになったら、次のような楽しみ方も考えてみましょう。

海を見ながら温泉で体も心ものんびりimage

海を見ながら温泉で体も心ものんびり

「沖縄の温泉」と聞くと、少し意外かもしれません。しかし、数こそ少ないものの、琉球温泉(沖縄本島)、ちゃんたん恵み温泉(本島)、三重城(みえぐすく)温泉(本島)、シギラ温泉(宮古島)といった天然温泉があります。いずれもリゾートホテルとの併設のため設備がとても豪華です。これらのほとんどが「オーシャンビュー」をセールスポイントにしています。ほかの温泉地にあるような「大浴場や部屋の浴室から、湾内の海が見える」という程度のものではありません。「手前は濃い緑のヤシの木や真っ白なビーチ、その先からは真っ青な海が水平線まで広がる」といった爽快感100%の眺めです。しかも、「屋上の展望露天風呂」に限った話ではなく、部屋風呂でもオーシャンビューは珍しくありません。
こういったホテルと温泉の楽しみ方もさまざまで、「一人旅」「友人同士」「家族連れ」など、それぞれに合った過ごし方ができるでしょう。短期の滞在の場合は、ホテル内のエステでマッサージを受け、日ごろの疲れをいやすといったパターンも可能です。また、海辺の散策も楽しんではいかかでしょうか。 真冬でも気温は15〜20度ぐらいまでしか下がりません。カーディガンを1枚羽織っただけで、波打ち際を歩くことができます。

トレッキングとパワースポット巡りimage

トレッキングとパワースポット巡り

「もう少しアクティブに沖縄を楽しむ」というのならば、登山やトレッキング、ネイチャーツアーがいいでしょう。こういった楽しみ方ができるのは、気候の穏やかな冬ならではです。おすすめの登山コースは、沖縄本島ならば与那覇岳(標高503メートル)、八重岳(453メートル)です。離島まで足を伸ばすのならば、石垣島の於茂登岳(おもとだけ、526メートル)や西表島の古見岳(こみだけ、469メートル)もいいでしょう。古見岳だけが結構ハードで登山口からの往復が6〜8時間かかるものの、ほかは標高も手ごろで登りやすく3時間程度ですみます。もっとお手軽にというのであれば、国頭森林公園、やんばるの森などのトレッキングコースに注目です。亜熱帯の森の中ながら遊歩道もしっかりと整備され、1〜3時間で沖縄の豊かな自然を楽しむことができるでしょう。
また、自然が豊かなだけではなく古くからの信仰が根強く残る沖縄では、パワースポットも見逃すわけにはいきません。たとえば、本島ならば、斎場御嶽(せいふぁーうたき)、ガンガラーの谷、大石林山(だいせきりんざん)があります。離島ならば伊平屋島のクマヤ洞窟、伊江島のニャティヤ洞がその代表といっていいでしょう。いずれも迫力のある自然の風景に囲まれているだけに、いっそうのパワーを感じることができます。

ショッピングしながらグルメも堪能image

ショッピングしながらグルメも堪能

旅行に欠かせない楽しみといえばグルメです。沖縄そば、ゴーヤチャンプルー、ラフテーなどなど、沖縄ならではの料理を挙げていけばきりがありません。スイーツの代表ならばサーターアンダーギーでしょう。競争の激しい地元で食べるサーターアンダーギーは東京や大阪で食べるものとは味が違います。もちろん、泡盛やオリオンビールも忘れてはいけません。これらの食べ歩きで、どこに行ったらいいのか迷ったら、「沖縄アウトレットモール・あしびなー」に行きましょう。2002年に沖縄に初めてできた大型のアウトレットモールです。レストランやフードコートも充実していて、きっとお目当ての沖縄の味が見つかります。もちろん、沖縄独自のファッションウエアやアクセサリーを探すのにも最適です。ここで自分自身の旅の記念品や友人や家族へのお土産を探すのもいいでしょう。
また、海外の高級ブランドを格安で手に入れたいのならば、那覇空港内にある「DFS那覇空港免税店」、もしくは、市内新都心エリアにある「Tギャラリア沖縄byDFS」に行きましょう。国内にいながらエルメス、フェラガモ、カルティエなどの製品を免税で買うことができます。これは「沖縄振興特別措置法」によるもので、その法律の名前のとおりに沖縄だけの特別扱いです。お店もこの2つしかありません。利用する条件は「那覇空港か那覇港から県外に出る」だけです。

第一牧志公設市場と国際通りimage

第一牧志公設市場と国際通り

地元の生活のにおいを感じたいのならば、第一牧志公設市場がおすすめです。戦後のやみ市が始まりで、今でも狭苦しいぐらいに肉・鮮魚・野菜のお店、それに地元料理・家庭料理の食堂が並んでいます。ディープ沖縄の代表といっていいでしょう。パパイアやスターフルーツといった南国の果物や、ウチワエビやイラブチャーなど南国にしかいない魚介類が店先に並んでいます。魚などを選んだら、建物の2階に持って行きましょう。食堂が並んでいて、ここで調理してもらってそのまま食べることができます。これ以上新鮮なものはないでしょう。
また、その第一牧志公設市場から出たところの表通りが、国際通りです。1.6キロメートルほどの間に、土産物店、レストラン、ホテルなどが立ち並んでいて、沖縄で一番の繁華街です。夏は、にぎわうのが夜になってからで、お店も遅くまで営業しています。冬ならば昼間から土産物店を見て回り、食べ歩きをすることもできるでしょう。

人気の国営公園をのんびり散策image

人気の国営公園をのんびり散策

「せっかく沖縄まで来たのだから」と足を運ぶ人が多いのが、「首里城公園」と「海洋博公園」です。ふたつ合わせて、「国営沖縄記念公園」といいます。首里城は1429年に成立し1879年まで続いた琉球王国の王宮でした。壮大な石垣が残り、正殿や城門といった建物が復元されています。海洋博公園は『沖縄国際海洋博覧会』(1975年)の会場跡地に整備されました。2002年には世界最大級の水族館「沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館」がオープンし、巨大水槽のジンベイザメなどが人気を呼んでいます。これらも夏に行くと、強烈な日差しにさらされるだけではなく、人込みでも消耗してしまうでしょう。観光客の少ない冬が狙いめです。

まとめ

いくら温かい沖縄でもさすがに冬は海水浴・マリンスポーツのオフシーズンです。しかし、「厳しい寒さがない」「観光客が少ない」「パッケージツアーの料金が安い」と好条件が3つもそろっています。独自の文化が感じられる観光スポットを巡り、南国の味やショッピングを楽しみ、温泉でいやされるのであれば、むしろベストの季節といっていいでしょう。

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